毎年9月~10月は、れんこんが旬の時期です。
旬の時期には、水煮ではないれんこんを買うことが多いのではないでしょうか。
ところが、スーパーで買ってきたれんこんを切ってみると穴の中が黒く、「これって食べられるの?」と思ったことはありませんか?
れんこんの穴の中が黒い場合は、主に空気や鉄に触れることで起こる酸化が原因で、もちろんおいしく安全に食べることができます!
そして、酸化が原因で穴の中が黒いれんこんになってしまっている場合は、白く戻す方法もありますよ。
本記事では、酸化してしまう原因や白く戻す方法、同じ黒いれんこんでも腐っているときの特徴、土が入っていた場合の洗い方も紹介しています♪
使い切れなかったれんこんを、酸化させず保管ができるおすすめの商品も発見しましたので、ぜひ紹介させてください!
れんこんの穴が黒いのは酸化!白く戻したいときの方法

旬のれんこんを食べようと思いせっかく買ってきたのに、切ってみると穴の中が黒くなっていたという経験はありませんか?

こんな黒いれんこん食べる気にならないよ…。
それは、れんこんのアクや、れんこんに含まれているポリフェノールのタンニンという成分が、空気中の酸素や鉄と反応し、酸化して黒くなっているだけです。
もちろん、酸化してしまい穴が黒いれんこんも、安全に食感も変わらず、おいしく食べることができますよ。
黒や茶色になっているれんこんは、「ポリフェノールがたくさんだ!」とポジティブにとらえましょう!
しかし、いくら食べられるとはいえ、サラダやなますなど白色を際立たせたいときがありますよね。
そんなあなたのために、穴の中が酸化し、一度黒くなってしまったれんこんの用途別での対処方法を紹介していきます♪
れんこんの白さを際立たせたいときはお酢を使用する
れんこんを切ってみると、穴の中が黒く、サラダやなますを作ることを諦めてしまった経験はありませんか?
れんこんの穴の中が黒くなっていても、白く戻す方法がありますので、もう諦めなくて大丈夫です!
一度穴の中が黒くなってしまったれんこんも、アク抜きや下茹でのとき、水に少量のお酢も一緒に入れることで白さを取り戻すことができます。
アク抜きのときは、水500mlに対して大さじ1のお酢を加えて、15分漬けましょう。
- 漬ける時間が30分を超えてしまうと、れんこん自体酸っぱくなる可能性がある
- 同じく漬けすぎると、れんこんのホクホク感が失われる可能性がある
れんこんのなますなど、お酢を使う料理の場合は酸っぱくなることは気にする必要ないと思います。
酢水に漬けることでシャキシャキ感も増すので、サラダに使うときもアク抜きをする際はお酢を混ぜることがおすすめです。
同様に下茹でのときも、水に対して5%のお酢を加えて5分ほどゆでると、キレイな白色でシャキシャキ感のあるれんこんに仕上がります♪
料理は見栄えも大切なので、味はもちろんですが、キレイな料理だと思ってもらえるとうれしいですよね。
筑前煮や煮物など料理で変色するのは調理道具が原因
れんこんが酸化する原因は、酸素以外にも鉄にふれることで酸化してしまいます。
煮物での変色も気になる場合は、鉄の鍋やフライパンは使わず、セラミックやステンレスなどの調理器具を使い調理すると酸化を防ぐことができます。
完成した料理のれんこんが変色しており、腐っていたのかな?と心配になりますが、味に変わりはなくおいしく食べられます。
筑前煮や煮物のような醤油を使う料理で、れんこんの白さを際立たせる必要がない場合は、酢水に漬ける必要もありません。
煮物のれんこんはホクホクにしたいと思いますので、酢水ではなくぬるま湯に5分~10分漬けるだけで、あっという間にホクホク食感になります♪
注意点としては、あまりにも長時間水やぬるま湯、酢水に漬けていると、れんこんの風味が落ちてしまう危険性があることです。
漬け時間でシャキシャキ感もホクホク感も自由自在ですので、お好みの食感にするためには長時間放置せず、30分未満にしましょう!
水に漬ける時間で、食感が変わることには驚くと同時に、れんこんは奥が深いなと思いました。
煮物でも、黒いれんこんが気になる場合は、酢水に漬け、さらにステンレスやセラミック加工のフライパンや包丁を使うことで予防できますよ。
れんこんの穴の中に土!?家にあるものを使った洗い方

れんこんの穴の中が黒い原因は、主に収穫から時間が経っていることで、空気による酸化だとご紹介してきました。
しかし、まれに収穫のときにれんこんが傷ついてしまい、そこから土が入り、そのままスーパーに並んでしまうこともあります。
酢水に漬けたのに、れんこんがキレイにならなかったという場合は、酸化や傷みではなく、土の可能性もあります。
酢水に漬けて白くならない場合は、傷んでいるほかに、まれに土が入っている場合がありますので、次に穴の中の洗い方を紹介していきます。
少し手間ではありますが、自宅にあるものでれんこんの穴の中の土を取り除くことができますよ!
穴の中の土は菜箸や割りばしを使うとキレイに取れる
れんこんの穴の中についた土を、綿棒で取る方法もあるようですが、想像するだけで果てしないですよね。
爪で取っているという意見もありましたが、れんこんの土を取った後に、爪の間に入った土を取ることの方が手間になりそうです(笑)
今回は、あなたの自宅に必ずあるであろう、菜箸や割りばしを使うことでキレイに土を取る洗い方を紹介していきます♪
菜箸(割りばしでもOK)、キッチンペーパー
れんこんを切ってみて穴の中が黒く、土だとかわった場合は、輪切りにするのはちょっと待ってください!
れんこんの穴の中についている土をキレイに取る洗い方は、以下の手順で行ってみてください。
- れんこんを1つ使う場合は、頭とお尻を切り、穴全て貫通できるようにしましょう
- 菜箸にキッチンペーパーを巻き付け、少し水で濡らします
- 土がついているれんこんの穴に菜箸を刺し、グリグリすると土が取れます
このとき、思いきりグリグリするとれんこんが割れたり、傷ついたり割れたりする危険があるので、あまり強い力で洗わなくて大丈夫です。
泥つきれんこんの場合は、最初に泥を洗い流してから行ってください
泥つきれんこんは、最初に土を洗い流さないと、切った後に穴の中に土が入ってしまうので、このポイントだけ注意が必要です。
今は、泥つきのれんこんをスーパーで見かけることは少なくなりましたが、泥つきのれんこんは処理が大変でも日持ちするというメリットもあります。
泥つきれんこんを手に入れた場合、穴の中に土が入ってしまうことも多いかと思いますが、簡単に土を取る洗い方があるので安心して購入してくださいね。
れんこんの穴の中や皮まで黒いときは危険信号!!
ここまで、れんこんの穴の中が黒いときは主に酸化や、まれに土が入っている原因のため、安全においしく食べられることを紹介してきました。
しかし、れんこんの穴の中だけではなく皮まで黒さが広がっているようでしたら、腐ってきている証拠なので食べることをおすすめしません。
れんこんの穴が黒いのを見て、「あ~酸化しているだけか。」と安心して食べる前に、一度しっかりチェックしてみてください!
では、れんこんが傷んできている特徴をまとめましたので、紹介していきます。
- 表面の皮にぬめりがでてきた
- 酸っぱいような異臭がする
- やわらかい
れんこんの皮はもともとベージュ色です。
時間が経つにつれ、れんこんの皮が黒くなってきた場合は危険信号ですので、よく観察しましょう。
買ってきたとき、れんこんの見た目をしっかり覚えておくことで、色の変化や硬さから傷んでいることが判断できそうですね!
もちろん、傷んで黒くなっているれんこんは、酢水に漬けても白くなりません。
穴の中だけではなく、れんこん自体や皮まで色が変わってしまったときは、もったいないですが食べないことをおすすめします。
れんこんもそうですが、野菜は冷蔵庫で保管しても1週間ほどしかもちません。
ですが、野菜やお肉、なんでも酸化や変色を防ぎながら保管できる方法がありますので、次に紹介していきますね。
れんこんの穴の中が茶色くなるのを防ぐ真空パック

旬だから買ってみたれんこん、丸ごと1つ一気に使いきれたら良いですが、そうもいきませんよね。
半分に切ってしまったれんこんは、冷蔵庫に入れておいてもあっという間に酸化し、穴の中が茶色くなっていると使いたくなくなってしまいますよね。
れんこんの酸化をふせぎ、穴の中を茶色くさせない保管方法は、酸素との接触を防ぐこと一択なので、真空パック機をおすすめします!
こちらの真空パック機は、肉や魚はもちろん、野菜にフルーツやナッツまで真空にすることができます。
自宅でできる真空パック機は、もう持っているという場合も多いのではないでしょうか。
そんなあなたは、れんこんの穴の中を酸化で茶色くさせないためには、ぜひ真空パック機を使ってみてください♪
真空パック機の相場は15000円前後ですが、最初から高い商品を買って、使い勝手が悪かったらどうしようなど不安がありますよね。
なので、まだ真空パック機を使ったことがないというあなたに、お手頃価格なおすすめ商品を紹介していきますね。

こちらの真空パック機は、小型で場所を取らなく、シンプルな見た目なのが特徴です。
真空パックにするだけではなく、シーラーとしても使えるので、残ったお菓子を保存するときなど日常使いもできそうですね!
さらに、この安さでしっかり真空にできるという口コミが多くありました。
他に、良い口コミと、もちろん残念だった口コミも一緒に紹介していきます。
- 使いやすいので頻繁に使っています
- 今までジップロックに入れて空気を抜いていましたが、とっても楽なので早く買えばよかった
- お値段以上の出来栄えでビックリです
反対に、悪い意見もありましたので紹介させていただきます。
- すぐに壊れてしまった
- 3日後には真空ではなく、少し空気が入ってしまっていた
- 使い方が難しい
このような意見が目立ちました。
通販で購入すると、機械は特に当たり外れがあって怖いですよね。
他にも、真空パック機の取り扱いに慣れていないと、3日で空気が入ってしまうこともあるようなので注意しましょう。
袋の中にはいっぱい詰め込まず、6割ほどにとどめておくのがポイントですので、ぜひお試しください♪
真空パックにした野菜は、普段1週間ほどしかもたないものが、2~3週間日持ちがするようになり、酸化や変色も防げて一石二鳥ですね!
お肉を冷凍する場合は、普段3~4ヶ月のところ、なんと1年も冷凍にしておけるというのです。
れんこんだけに限らず、他の野菜やお肉など、何でも真空パックにすることができるので、一台あるととても便利だと思います。
まとめ
- れんこんの穴の中が黒い原因は、ポリフェノールにふくまれるタンニンが空気や鉄に触れることによる酸化なので、味や食感に変わりはない
- 一度酸化し、穴の中が黒いれんこんも、アク抜きや下茹での際に水に少量のお酢を加えることで、白さを取り戻すことができる
- 煮物などでも変色が気になる場合は、鉄の鍋やフライパンは使わず、セラミックやステンレスの調理器具を使うことで、酸化を防ぐことができる
- まれに収穫の際に土が入り込んでしまい、最初から穴の中が黒いれんこんがあるが、菜箸とキッチンペーパーで簡単に洗うことができる
- れんこんの穴の中だけではなく、れんこん自体や皮まで黒さが広がり、異臭やぬめりがでている場合は傷んでいる証拠なので食べないようにする
- れんこんなど野菜の酸化や、変色を防ぎ、1週間以上冷蔵庫に入れていても傷まない方法は、真空パック機を使うことがおすすめ
れんこん以外にも、酸化しやすい野菜やくだもの、色々ありますがいくらおいしさが変わらずとも、酸化すると見た目が悪く食欲をそそりませんよね。
なので、今回れんこんには白さを取り戻す方法があって、よかったと思っています。
おいしさと見た目も変わらないようにできる、真空パックが自宅で出来るのはとっても魅力的なので、私も機械がほしいと思いました!
これからも、家族やあなた自身のために、楽しくおいしいご飯を作れるよう願っています♪
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