まるごと冷凍弁当は食中毒の危険がある?予防法や作り置きのコツも♪

料理・食品

インスタグラムで有名な「まるごと冷凍弁当」を自然解凍で食べられると見て、食中毒の危険性を感じたことはありませんか?

食中毒の不安がないのならお子さんの弁当や、遠くの家族に手作りの味を届けることもできて魅力的ですよね。

しかし、間違えた認識をしているままだと食中毒になる危険性が高まります!

まるごと冷凍弁当は、解凍や保管方法でしっかり食中毒予防することで、食中毒になる危険を予防することができるのです。

正しい解凍や保管方法で、安全に弁当作りの時短をして、おいしく食べましょう♪

本記事では、まるごと冷凍弁当の電子レンジを使う解凍と、使えない場合に分けて正しい解凍と保管方法まで解説します!

さらに、作り置きをする際の注意点やコツ、冷凍に向いている食材でおいしいレシピも紹介させていただきますね。

まるごと冷凍弁当の食中毒は解凍方法と保管方法で予防

まるごと冷凍弁当はとっても便利ですが、解凍方法によって食中毒の危険がないのかも気になるポイントですよね。

いくら便利でも食中毒の危険性があるのなら、不安でまるごと冷凍弁当を作ることに気乗りしないです。

そんなまるごと冷凍弁当は、正しい解凍のタイミングや保管方法を守ることで食中毒の危険性はありません!!

正しい解凍方法と、学校や職場で電子レンジが使える場合、使えない場合をふまえて正しい保管方法を紹介していきます♪

自然解凍してそのまま食べるのは危険!菌が繁殖し放題!

まるごと冷凍弁当を朝に冷凍庫からだして持っていき、お昼には自然解凍でそのまま食べられると思っていませんか?

残念ですが、朝に冷凍庫から出して、お昼に自然解凍した冷凍弁当を食べることは食中毒が起きる危険性があるので避けてください。

自然解凍には、このような危険があります。

自然解凍の危険性
  • 自然解凍は水分が多く出るため細菌が繁殖しやすい
  • 常温にさらされる時間が長いため、食中毒の菌が増加しやすい

水分や湿気が多いと、菌が繁殖しやすい環境をわざわざ作ってしまっているのです。

普通にお弁当を作るときも、粗熱を取りフタに蒸気が付かないようにする食中毒対策をとりますよね。

自然解凍すると、菌の増殖に適した常温(20~40度)にさらされる時間も長くなるため、食中毒の危険が増します!

夏のお弁当には保冷剤を付けますよね。

これは、お弁当を菌の繁殖しやすい温度から避けるための対処法だったのです。

今まで何となくやっていた行動にはしっかり意味があったのですね♪

では、正しい解凍方法を紹介していきます!

学校や職場に電子レンジがある場合のおいしい解凍方法

学校や職場で自由に使える電子レンジがあるのなら、温かいお弁当が食べられてうれしいですよね♪

私も職場で電子レンジ争奪戦に参加していました。

食べる直前に電子レンジを使える場合は、朝冷凍庫から取り出し保冷剤を付けて保管、食べる直前に電子レンジで一気に温めましょう!

職場に冷蔵庫がある場合は、職場に付いたら冷蔵庫で保管することがベストです!

冷凍食品は、電子レンジで一気に解凍することで1番味が変わらず、おいしく食べることができると言われています。

学校など冷蔵庫がない場合には、冷凍弁当に保冷剤を付けなければ食中毒の危険性がでてしまいます。

冷凍庫から取り出したばかりのカチカチ弁当に保冷剤を付ける理由は、冷蔵解凍と同じような状況を作りたいからです。

保冷剤を付けて低い温度で解凍していくことで、水分の出る量が少なくなり、20度以上の環境にならず食中毒予防になります。

食べる直前まで低温で解凍して一気に温めて食べる方法ですが、暑い日に冷蔵庫がない場合、たとえ保冷剤を付けてもやらないでください。

暑い日には、お弁当と保冷材も溶けて、菌が繁殖しやすい温度で長時間保管しなくてはならない環境になる可能性があるからです。

じゃあ、夏にはまるごと冷凍弁当は作っても食べられないの?と思いますよね。

いえいえ、そんなことはありませんのでご安心ください!

次に、夏の暑い日や学校や職場に電子レンジがない場合の、まるごと冷凍弁当の正しい解凍方法を紹介していきます♪

暑い日や電子レンジが使えない場合は家で解凍していく

そもそも学校で電子レンジなんて自由に使えないよ!

限られたお昼休み、直前の解凍5分の時間さえ惜しく感じてしまいませんか?

私は職場で電子レンジを使うときに待っている人がいると、長い時間電子レンジを使うことが申し訳なく感じていました。

夏の暑い日や、自由に使える電子レンジがない場合、直前の解凍時間を時短したい場合はあらかじめ朝に解凍してから持っていきましょう!

前の日の夜から冷蔵庫で解凍し、当日の朝に一気に温めてしっかり粗熱を取ってからフタを閉めて持っていくと、時短や食中毒の予防になります。

夏の暑い日には保冷材も忘れずに付けてください!

朝に解凍していく方法は、普通のお弁当を朝に作っていくときの注意点と変わりありません。

ホカホカに温めた冷凍弁当にすぐフタを閉めると、湿気や水分で細菌が繁殖しやすくなってしまいます。

なので、必ずホカホカに温めたお弁当の粗熱をしっかりとってからフタを閉め、暑い日にはさらに保冷剤を付けて温度が上がらないようにしてくださいね♪

忙しい朝に、お弁当を詰める作業がないだけで気持ちが楽になりませんか?

さらに、1週間分のまるごと冷凍弁当を週末に作り置きしておくと、毎朝お弁当の心配をしなくて済むのでストレスが減りますよ。

次に、まるごと冷凍弁当の作り置きの注意点やコツも紹介していきます!

まるごと冷凍弁当での作り置きの注意点とコツを紹介♪

どんな食材もまるごと冷凍弁当のおかずにして良いかというと、実は違います。

冷凍にする食材にも、もちろん向き不向きがあるのです!

ここからは、まるごと冷凍弁当での作り置きのコツや、冷凍に向かない食材も紹介していきます♪

お弁当に詰めるときの工夫で解凍後もおいしさそのまま

せっかく作り置きしたお弁当ですから、もちろんおいしく食べたいですよね!

いつも通りのお弁当のおかずや、詰め方でも良いのですが一工夫すると解凍後のおいしさに違いが出ます。

それは、具材はなるべく小さく切り、ご飯の詰め方はふんわりと、おかずを詰める前にしっかり水気を切ってみてください♪

具材はなるべく小さく均等に

解凍するときに、おかずの大きさがバラバラだと火の通りにムラができてしまいます。

ハンバーグを詰める場合は、あらかじめミニハンバーグにするなどおかずの大きさをなるべく揃えるコツが必要です!

大きなハンバーグを4等分など切り分ける方法は、味が抜けてしまうのでおすすめできません。

まるごと冷凍弁当を作り置きするときには、まるごと冷凍弁当用としておかずを作ると解凍後もおいしく食べられますよ♪

ご飯も詰めるときはふんわり

私は普段お弁当を作るとき、ご飯をこれでもかっ!というほどギュウギュウに詰め込んでいました(笑)

しかし、まるごと冷凍弁当の作り置きをするときにご飯を詰めすぎる行動はNGです!

あまりに詰め込み過ぎてしまうと、解凍した時においしくないご飯になってしまいます。

なので、ご飯を詰めるときには「ふんわり」優しくお弁当に詰め込みましょう。

ギュッギュではなく、ふわっふわが正解!

私は、思いきり詰めがちなので特に気をつけなければならないなぁと思いました。

おかずとご飯が1:1になるようになることを意識すると成功しやすいそうですよ♪

詰め込む前にしっかり水気を切る

作りたてなのに、おかずの水気をしっかり切ることに少し抵抗がありませんか?

しかし、この一工夫がおいしさを保つ方法なのです!

詰める前におかずの水気をしっかり切ると、冷凍するとき食材の周りに霜ができにくくなります。

霜がついてしまうと、解凍したときベチャベチャになってしまい、その水分が全体に回ると全ておいしくなくなる原因となります!

さらに、しっかり水気を切ることでお弁当内の水分や湿気が少なくなり食中毒予防にも繋がりますよ♪

霜の水分に気付かず、湿気が多いまま持っていくと気温によっては食中毒の菌が繁殖する可能性があるので気をつけましょう。

冷凍に向いていない水分の多い食材は使用しないで

まるごと冷凍弁当を解凍して食べたらまずかった!!

冷凍の弁当なんて、やっぱりまずいんだ…と悲しい気持ちになるのは少し待ってください。

そう思うのは、冷凍に向いていない食材を材料として使ってしまっている可能性があります!

冷凍に向いていない食材を使用しないようにすると、解凍して食べてもまずい弁当になることを防ぐことができます!

どんな食材も冷凍して、おいしく食べられるわけではないのですね。

そんな冷凍に向いていない食材はこちらです。

  • 豆腐や油揚げなど大豆食品
  • こんにゃく
  • 大根
  • もやし

基本的に水分の多い食材を冷凍すると、解凍したときに水分が抜け、食感が変わってしまうことからまずいと感じることが多いです。

弁当にゆでたまごを入れることは多いかと思いますが、ゆでたまごを冷凍してから解凍すると、食感がゴムになります!

卵を弁当に入れる場合は、卵焼きやスクランブルエッグに調理してから冷凍すると解凍後もおいしく食べることができますよ♪

それでは、まるごと冷凍弁当を作るときにおすすめのレシピも次に紹介するので参考になるとうれしいです。

まるごと冷凍弁当はレシピ本を参考!まずはおすすめ3選

1週間分作り置きしようと思っても、レシピがないと毎日同じ弁当になってしまう悩みがでてきます。

まるごと冷凍弁当専用のレシピ本があると、作り置きで献立に悩む必要もなく、毎日おいしい弁当を食べることができます♪

中でもおすすめなのは、まるごと冷凍弁当の考案者であるmayaさんの「まるごと冷凍弁当」というレシピ本です。

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旦那さんや育ち盛りの息子さんに好まれる、タンパク質たっぷりのお肉レシピが多く収録されています!

さらに、冷凍できるパスタレシピもあるので女性にもうれしいですね♪

口コミでは、冷凍だから仕方ないことだけど野菜のレシピが少なかったので、栄養を考えると別にサラダを持っていく必要があると意見がありました。

他には、容器やカップ、仕切りなどに何を使っているか、知りたいことが知れてよかったという意見もありましたよ!

mayaさんが試行錯誤して完成した、冷凍ならではの調理方法や味付けをぜひ参考にしてみてください。

ここからは、mayaさん考案のレシピではありませんが、まるごと冷凍弁当初心者のあなたへ、冷凍に向いている食材を使ったレシピを紹介します♪

照り焼きチキン弁当は解凍後もおいしい卵焼きも一緒に

ゆで卵は1度冷凍すると解凍後にゴムのような食感になるのに、卵焼きは大丈夫なの!?と思うかもしれません。

卵焼きは、卵3個に対して普段の味付けにマヨネーズ小さじ1と片栗粉小さじ1をたしてみましょう!

マヨネーズと片栗粉をたすことで、解凍後もボソボソの卵焼きにならないのです♪

さらに鶏肉はおいしさ変わらず、味や水分が失われにくく冷凍に向いている食材の1つのため、まるごと冷凍弁当に最適だと言われています。

それでは、照り焼きチキン弁当に詰めていくおかずを紹介します。

照り焼きチキン弁当
  • ご飯
  • 照り焼きチキン
  • 卵焼き
  • 小松菜、ほうれん草、ブロッコリーなど

色どりを考えると緑の野菜もほしいですよね。

小松菜やほうれん草、ブロッコリーなど下茹でして、良く水気を切り冷凍保存しておくと、色味がほしいときに重宝しますよ!

上記で紹介したおかずを詰めて、粗熱が取れたらすぐに冷凍してください。

今は、冷凍野菜もたくさん売っているので、活用するとさらに手間がはぶけますね。

冷凍野菜を使う場合は、入れる場所を確保してから他の手作りおかずを冷凍し、全て冷凍された後に追加しましょう!

そぼろ弁当は作り方も簡単!レンジだけで完結できる♪

種類を作ると作り置きだけで1日終わりそう…。

毎日同じ冷凍弁当は残念だけど、週に1度の休日が作り置きのために消えてしまうのはとっても悲しいですよね。

フライパンや火を使う料理が重なると、同時進行できないのでせっかちの私は要領悪いわ!と叫びたくなります(笑)

今から紹介する、そぼろ弁当は耐熱容器と電子レンジだけで完結させることができます♪

鶏そぼろ材料
  • 鶏ひき肉 150g
  • 醤油 大さじ2
  • みりん 大さじ1
  • 酒 大さじ1
  • 砂糖 大さじ1
  • しょうが 適量

耐熱容器に上記の材料を全て入れ、ふんわりラップをして600Wで1分半加熱してください。

一度取り出しよく混ぜて、もう一度ふんわりラップをして600Wで1分半加熱したら完成です!

もし、火の通りが甘く感じたら、追加で30秒ずつ加熱し様子を見てください。

そぼろ弁当に必須の卵そぼろも、耐熱容器と電子レンジだけで作ることができます♪

卵そぼろ材料
  • 卵 2個
  • 砂糖 適量
  • 酒 大さじ1
  • マヨネーズ 少々
  • 顆粒出汁 小さじ1/2

耐熱容器に上記全ての材料を入れてよく混ぜてください。

ふんわりラップをして、600Wで1分加熱したら一度取り出しよく混ぜます。

もう一度ふんわりラップをして1分加熱したら卵そぼろの完成です♪

ここに、インゲンなど加えると色どりもとっても良くなります。

火を使わないので他のおかずと同時進行ができる点がうれしいですね!

硬めに茹でておくことでパスタも冷凍弁当にできる!

毎日、お肉いっぱいの弁当だと飽きてきてしまいますよね。

実は、まるごと冷凍弁当ではあらかじめ麺を硬めに茹でておくことで、おいしいパスタも冷凍できるのです!

簡単な作り方を紹介します♪

冷凍ミートソースパスタ
  1. パスタを表記の時間より1分短く茹でる
  2. 茹であがったら冷水でしめる
  3. 大さじ1のオリーブオイルを加えて混ぜ合わせる
  4. 冷ましたソースを上からかけてすぐに冷凍する

硬めに茹であげたパスタを冷水でしめ、多めのオリーブオイルを加えることがポイントです。

今ではパスタも電子レンジで茹でることができるので、火を使わず簡単に作れるところも魅力ですよね。

色々な種類のまるごと冷凍弁当を作り置きしておけば、毎朝選ぶ楽しみにもなるのではないでしょうか♪

まとめ

  • まるごと冷凍弁当は、解凍や保存方法に注意すれば食中毒になる心配はない
  • 自然解凍だと水分が多くでて、常温にさらされる時間が長くなる場合があるため、食中毒菌が繁殖するので危険
  • 学校や職場で電子レンジが使える場合は、朝冷凍庫から取り出し保冷剤を付けて保管、食べる直前に一気に温め解凍する
  • 暑い日や電子レンジがない場合は、前日の夜から冷蔵解凍させた弁当を、朝レンジで解凍して粗熱が取れてからフタをし、保冷剤を付ける
  • まるごと冷凍弁当を作り置きするコツは、具材の大きさを均等に・ご飯はふんわり詰める・詰める前に水気を切ることと冷凍に不向きな食材は使わない
  • まるごと冷凍弁当は、毎日同じ献立だと飽きもくるのでレシピ本を参考にすると、冷凍専用レシピなので味もおいしくできる
  • 照り焼きチキン弁当は、鶏肉が冷凍に向いていることと、一工夫で解凍後もパサつかない卵焼きができるので初心者にもおすすめ
  • そぼろ弁当は、鶏そぼろや卵そぼろも電子レンジだけで完結することができるので、火を使う料理と同時進行できて時短になる
  • ガッツリ弁当に飽きてきたら、パスタの茹で時間を1分短くして冷水でしめ、オリーブオイル多めに混ぜることで冷凍用パスタになる

インスタで人気の「まるごと冷凍弁当」は、解凍や保管に注意することで食中毒の心配もなく、良いことづくめだとわかりました♪

これから作り、色々な種類のまるごと冷凍弁当を作ってみたい場合はレシピ本を読むことがおすすめですよ。

作り慣れていくうちに、冷凍に場合には味の濃さはどうしたら良いのか感覚がつかめてくると思います!

あなたが毎朝早起きして弁当を作る必要なく、家族がおいしい弁当を食べられるならこんなにうれしいことはないですよね。

あなたのおいしいご飯が遠くの家族に届くことを願っています。

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